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針・灸・あんまマッサージ指圧についてのQ&A

 鍼師・灸師・あんまマッサージ指圧師について!

 つぼ(穴)とは?

 経絡とは?

 陰陽とは?

 あん摩とは?

 マッサージとは?

 指圧とは?

 あん摩とマッサージの違いとは?



治療についてのQ&A

 どんな病気に効果があるの?

 ハリってどんなもの?

 ハリって痛くないの? 灸って熱くないの?

 消毒について



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(公社)全日本鍼灸マッサージ師会

(公社)日本あん摩マッサージ指圧師会

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〒454-0014
名古屋市中川区柳川町4-24


電話 052-683-8921
FAX 052-683-8924




鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師について

鍼師・灸師・あんま、マッサージ、指圧師は、法で定められた学校を卒業し、国家試験に合格し、
厚生労働省から 医療者として免許を取得した者であります。

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つぼ(穴)とは?

穴(つぼ)とは、鍼灸を施す皮膚上の刺激部位をいいます。穴は経穴、奇穴、阿是穴等に分類されていて、現代医学から見た穴は、大体 ヘッド氏帯 の最高知覚過敏点、即ち、表在知覚点及び 小野寺氏圧点 の様な深部知覚点、その他の病気に出現する種々な過敏点、圧痛点、連関痛点と一致するものが多い点の事をいいます

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経絡とは?

経絡は古典的にいうと気血衛営の運行の道と考えられていましたが、その臨床的意義は鍼灸刺激の伝導路であり、内臓に疾患のあるとき、変動して、変化のあらわれるものであると考えられています。いろいろな研究によって1つの感覚路であるとも示されています。
内臓とその個々の臓腑の経絡とは関連するとされていて、内臓疾患の変化は経絡にあらわれ、経絡に与えた刺激が内臓に反映するとされています。
経穴(ツボ)は経絡上にあって生体反応が大きく皮膚上に現れる点であり、疾病の経絡中の経穴に刺激を与える事によって刺激が経絡を伝え患部に作用し、病気を治す効果をあらわすものと考えられています。
経絡、経穴は鍼灸臨床上重要な唯一の刺激伝導路であり、刺激点であると考えられています。そして、経絡とは生体を生かすものとされ、身体の陰陽表裏を循行していると考えられ、十四の経脈があります。
古来鍼灸治療法の基礎となっているものです。十四経とは、十二正経(常経)に奇経八脈中の任脈、督脈を加えたものをいいます。


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陰陽とは?

 陰陽とは、陰は沈滞した寒涼の状態をいい、消極的であるという意味をもっています。生体にあっては一般生活反応が異常に減弱した状態を指します。陽は発揚の状態、温熱の状態をいいます。積極的な意味をもち、生体にあっては一般生活反応が異常に増強した状態を指します。従って、地、月、柔等が陰に、天、日、剛が陽に相当します。

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あん摩とは?

あん摩術は徒手による力学的(機械的)刺激を生体に及ぼし一定の生体反応を生じて、生体の示す変調を矯正し、また疾病治療に寄与する方法です。
中国に起こり日本に渡来した手技であって、漢方医術の一分科として発達し、経絡経穴説を論拠としています。生体の経絡流注系における気、血の過不足なき流注を治療目的とする東洋医術、虚実補瀉の施術です。

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マッサージとは?

近世フランスに起こり、明治の中期に日本に輸入された施術であって、学理研究の結果医療上重要性が認められ、医療補助として広く医療、保健衛生の面に応用されています。

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指圧とは?

柔道の活法、導引、古来のあん摩法より発展した独特の経験施術であり、また大正初期、米国の各種整体療術の学理と手法を吸収し今日に至った施術です。

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あん摩とマッサージの違いとは?

あん摩は、遠心性(指先に向っての施術)に行い、薬品を用いません。
・マッサージは、求心性(心臓に向っての施術)に行い、時としてタルク、クリーム、オイル等を用います。

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どんな病気に効果があるの?

鍼灸の適応症
−WHO(世界保健機構)より−



【神経系疾患】

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症
・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー


【運動器系疾患】

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・五十肩・腱鞘炎・
腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)


【循環器系疾患】

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ


【呼吸器系疾患】

気管支炎・喘息・風邪および予防


【消化器系疾患】

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)
胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾


【代謝内分泌系疾患】

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血


【生殖・泌尿器系疾患】

膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎


【婦人科系疾患】

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊


【耳鼻咽喉科系疾患】

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血
・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎


【眼科系疾患】

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい


【小児科疾患】

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)
小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

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ハリってどんなもの?

>私たちが皆様に使うハリは、昔は鉄針を用いていましたが、現代では ステンレス針が用いられています。 ステンレスは医療機関で最も多く用いられており、細菌が非常に生育しにくいものであります。また最近では、ステンレスを用いた使い捨ての針や電気絶縁針等も用いられています。その他、金針、銀針、円皮針、灸頭針、梅花針、ロ−ラ針などの種類があります。針の長さは10mmから150mm の17種類あります。一般的には、30mmから50mmの長さのものを使用しています。また、針の太さは、0.10mmからで、20種類あります。一般的には、0.16mmから0.24mmの太さのものを使用しています。この長さや太さは、 ステンレス針、使い捨ての針、銀針等すべて同じ規格です。

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ハリって痛くないの? 灸って熱くないの?

ハリの言葉から受けるイメージは、”縫針””注射針”で”痛み”を感じさせています。
ですから、”ハリは痛くない”と答えても、なかなか信用されません。
普通熟練した鍼灸師であれば、刺した時の痛みはほとんどなく、むしろ部位によっては
とても気持ちがよいものです。技術の上手、下手の第一の基準は痛くなく刺せるか
どうかにあります。個々の患者の感受性や体質、病状などを考慮して
治療をするのが真の鍼治療だからです。
しかし、針刺入時の特有の感覚(ズ−ンと重くなったり、だるくなったりする感覚)は痛覚と混同され易いのですが、得気といって、
その時の方が良く効くのです。鍼治療したあと、けだるさが残ることもありますが、
一時的なもので心配はありません。むしろけだるさの後、かえってサッパリして、
軽快感に変わることが多いのです。また、実際のハリ先には工夫がしてあり、”縫針”や
”注射針”の鋭利なハリ先とは違い、ちょうど蚊のくちばしに似させて刺入時に出来るだけ
痛くない様にしてあるのです。ですからご心配なく治療をお受け下さい。


灸って熱くないの?

左の図のように、もぐさの燃焼温度は約60度Cと、他の物と比べても燃焼温度が低い事が
わかます。良質のもぐさほど燃焼温度は低いのです。灸治療は、疾患によって各種の方法を
用いて施術を行います。穴(ツボ)の上に乗せるもぐさの大きさは、小豆大、米粒大、
半米粒大、糸状等あります。字のごとくかなり小さいものです。また、熱が激しく感じる
ところで消し取る方法もあり、出来るだけ皮膚の火傷を最小限にして、熱さを調節いたします。
その他、直接皮膚にもぐさを乗せずに、間接灸(塩灸、しょうが灸、ニンニク灸等)
・温灸もあります。

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消毒について

  

各種オートクレーブ高圧滅菌消毒器

エイズ・B型肝炎・C型肝炎等に関する消毒衛生は、徹底教育指導を実施して皆様のために充分注意致しております。
A−手指消毒は治療前後に必ず消毒石鹸で手を洗い消毒液で消毒しています。
B−ハリや小治療道具は「オートクレーブ高圧滅菌消毒器」で滅菌処理を行っています。また、開業時に保健所の検査の際、「オートクレーブ高圧滅菌消毒器」の設置がされているかの確認等も御座います。また、最近では、使い捨てのハリ等も多く用いられています。
C−その他、院内感染にも注意をして洗面所には消毒石鹸や消毒液の設置など致しております。

以上の通り、ご安心して治療をお受け下さい。

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